いよいよ、今週土曜日に大阪で
『露出狂ナイト』7周年ツアー、初日を迎えさせていただきます。

まず初めに、いつも応援してくださるお客様とスタッフに、
本当に、心から、お礼申し上げます。

いつも本当に、ありがとう。

基本的に、一人で考え、一人で準備して、一人で悩むタイプの自分が、
ここまで、色んな方のご協力を得られて、ここまで来れた事に
素直に、驚いているというか、自分だけでは決して成し得なかった事が
こうして、実現できているという事に、深い感謝しかありません。

私、褌太郎は、今40歳。

今年で41歳になりますが、
21歳の時に新宿2丁目のゲイバー『サクセス』でバイトを始めて、
その時に、ゲイナイトというのがあるのを知って、
胸をドキドキさせながら、歌舞伎町のリキッドルームに行ったのを思い出します。

男子トイレが、なんだか、ドキドキで、こんなにも同じ仲間がこんな一つの空間に居るっていうだけで、すごい非日常な空間に圧倒されつつ、
いつか、こんな風に、

一人のオカマをドキドキさせる、
心躍らせる、ワクワクする、
そして、どこか、安心する。

そんな空間、イベントが作れたらいいなって夢に描いていました。

キレイに言うと、夢は叶うって思っているタイプの人間なので、
いつか絶対、やってやると心に決めて、
今やるべき事はなんだろうと考え、ここまでやってきました。

そして、ヒントをもらえたのが、『褌』「刀」というお店でした。

自分はこの褌をテーマにして、ブランディングしていけば、
何かできるんじゃないかと思って、がむしゃらに

今ではもう色々と大人の事情で控えていますが、
その当時は、毎日のように、ツイッターやブログに
あられもない姿を露出しまくって、
とりあえず、フォロワーさんが増えて、認知も増えれば
夢に近づくんじゃないかと、必死で、プライベートを切り売りして、
彼氏よりも、何よりも、ツイッターに等身大の自分を
切り刻むように残していこうと決めました。

そして、そんな中、フォロワーさんや、ブログで知り合った人達と
実際に会って話をしたりする機会ができ、
それが、「イベント」と言う形を成していくきっかけとなりました。

それまで、イベント関係者の方と、誰一人知り合いがいなくて、
今のAiSOさん(当時のArcHさん)には、ダメモトで問合せをして
平日でもいつでもいいので、イベントをやらせてもらいたいと話し、
初回は「褌ナイト」、
そして、その次の月、2回目のレンタルの時に初めて開催したのが、
『露出狂ナイト』でした。

世間では、ノースエさんが先に始まっていたので、
何かそれを超える、インパクトがあるネーミングがいいなって思って
考えて、

でも、自分の得意分野でないと、真剣勝負はできないなって思って、
自分の性癖を素直にそのままイベントにしてみたのが、
『露出狂ナイト』でした。

最初は、すぐ警察呼ばれるよ、と言われるくらいに話題となり
でも、いたってすごく楽しく、アットホームな空間で
飲み屋の営業しか知らなかった私は、イベント一年目は
多分、お客さんと片っ端から乾杯しながら話をして
イベントが終わったら、お客様をお見送りして、
ほぼ『ゲイバー営業』みたいな接し方しかできない自分が
歯がゆくも有りましたが、それが、
今でもみなさんと繋がれて居る理由であってくれていたなら、
嬉しいなと思っています。

正直、辛い時期もあったり、尻を叩かれないと動けないから
自分へのノルマと課して、毎月のようにイベントを立て続けにやって
本数だけでも日本一になりたいと思って、ただひたすらに
こなすだけで精一杯にスケジューリングしていて、
迷い苦しんだ時期も有りました。

現場に出るのが嫌で、イベントは始まっているのに、
何時間も楽屋で引きこもっていた回もあったし、
スタッフに当たってしまって、みんなに迷惑をかけた時期もありました。

でも、フロアに出て、来てくれているお客様の笑顔に、
本当に、何度も何度も何度も、救われました。

ああ、やっぱり、やって良かったな、って。。。

本当に、皆さんの笑顔あっての、自分が居るんだって、心から思えました。

それから、幸いにも、色々と協力してくださる方も増え、
今日に至っている訳ですが、
正直な話、ものすごく儲かる物でもないし、
どうしてこんなことやっているんだろうって、
オーガナイザーとしては自問自答することもありますが、

少しでも街が賑やかになって、
一人でも多くの人を、ワクワクさせて、
ちょっとでも、その人に彩が添えられたら、
そんな幸せなことは他には無いと。

そんな想いで、イベントはできています。

これからも、色々なイベントが、色んな人の人生の一瞬一瞬を
キレイに飾って、輝いて、楽しめる、
笑顔あふれる空間づくりの一端を担っていける人間になれるよう、
精進して、前へ、一歩ずつ、踏み出していきたいと思います。

本当に、本当に、いつもみんなの笑顔があるから、
頑張れる。

本当に、そう。

どうも、本当に、ありがとう。

2020年 2月 6日

褌太郎

[新宿]
初開催は2013年2月11日
[大阪]
初開催は2014年5月4日